我が家は大丈夫?
最近、アスベストの吸引による健康被害が次々に明らかなになっています。丈夫で使いやすい素材として身近なところにも多数使われてきました。
へアドライヤーやトースター、自動車のブレーキなどにも使われたほか、化粧品の原料に混入していたこともありました。
もっとも『これらの製品で健康を損ねるほど吸込むことはまずない』。と産業医学総合研究所部長で、石綿被害に関する厚生労働省の研究班長も努める医師の森永謙ニさんは説明しています。1996年頃にはほとんど使われなくなりました。
さて、使用量の多い住宅に関してはどうでしょうか?基本的に建設での石綿の用途は大きく分けて二種類です。一つは壁や天井などに直接吹付ける方法で、鉄骨造りに多いです。1975年に原則禁止されましたが、それ以前の建物に残っている可能性はあります。1980年までは一部塗装剤に5%以内で使われていました。
もう一つは天井、壁などの建築資材に使われたものです。日本では70年代から90年代にかけて年20トン超を輸入、うち80%が建築資材の原料になったと言われています。
しかし、壁がはがれたり、屋根が破損したりという場合の除き、日常生活を送るうえで『すぐに除去する必要はないです。』問題があるとすれば解体時に石綿が飛散ることです。
産業用に使われた石綿には三種あり、このうち毒性が強いのは『青石綿』や『茶石綿』です。白石綿の約500倍の毒性を持っています。
又、よく『水道水にアスベストが混入した』として浄化器を販売していますが、石綿は吸込んで主に肺に付着すると様々な病気を引き起こしますが、『水道水を飲んだだけで特に大きな問題はないです。』
屋根:住宅屋根用化粧スレート(〜2004年まで)、・壁、天井:石綿含有ロックウール、吸音天井板(〜1987年まで)、
石綿スレート板(〜2004年まで)、・床:ビニール床タイル(〜1986年まで)、・軒天:珪酸カルシウム板(〜1994年まで)、
外壁:窯業系サイディング(〜2004年まで)
( )内は石綿を含む建材が製造された期間。*住宅生産団体連合会の資料に基づき作成しました。
当社(高梨建設)としては、地場工務店ならでは安心安全を第一にしていますので、現在は使用していません。
*ただ、不燃性があり科学液体にも強いので石綿を使用した建材は1985年以前は可能性が多い場合あります。
(通常日常的に使用しています。)
又当社の新しい断熱材『オール電化専用断熱材』はほとんどの成分が『樹脂製品』で、アスベスト(石綿)は使用しておらず健康上の問題はありません。
ただ、1985年以前に建設された方で不安がある方(当社以外で建設された方もOK)は、いろいろな試験施設もございますので下記に相談してみる事も大切かと思います。
○日本石綿協会 03-5765-2381 ○日本作業環境測定協会精度管理センター 03-5653-9897
健康に関する相談は
○アスベストセンター 03-5627-6007 各自治体の相談窓口、保健所
○資料へ(建材名が分かる方)
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