昨今、住宅業界では「内断熱」と「外断熱」の論争が話題になっています。
そこで、一般の方々にも双方の簡単なポイントとして記述します。
【内断熱】:家を支える柱、間柱の間に断熱材を充填する断熱方法です。
(従来の住宅がこの断熱工法です。)
-ポイント-
内断熱は、熱容量(蓄熱量)が少なく構造体に熱を溜めづらい。
冷房や暖房の電源を入り切りするような家に向いています。
部屋の集合体の間取に向いています。(6畳間+6畳間などの続き間又廊下が多い間取り。)
*FF等の灯油などの暖房が向いています。
【外断熱】:家を支える柱・間柱の外側に樹脂などある程度硬い断熱材を施した断熱方法です。
−ポイント−
外断熱は断熱材の内側(家の中)に冷気や暖気の熱を溜め込みます。
出来るだけ冷房・暖房の電源の入り切りしない家に向いています。
広々とした間取り(20畳以上のリビングや廊下が少ない間取り又、吹抜けがある家)
*オール電化が向いています。
*基本的に外断熱は24時間冷暖房が基本なので、空気の環境を考えれば”火”を使用しない暖冷房が良いです。
以上簡単に違い等を記述しました。
【備考】
それぞれに施工法などでの問題点並びに使用方法論での考え方の違いがあります。
参考までに。
*ファースの家は基本的に、半内断熱・外断熱でインナー通気層にて家全体の空気を循環させる工法です。
簡単に言えば「内断熱・外断熱工法」の良い点を併せ持つ工法です。
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