−住宅ローンの選び方のポイントって!?−
高梨建設株式会社
        特徴って何! 

    住宅ローン選び  変わる!
・・・・・・「公庫融資」が、2007年4月1日から廃止になります。・・・・

これからは民間金融機関の住宅ローンが主流になり、商品も多様化し選択肢が広がります。
新時代の住宅ローン選びを徹底的に研究しましょう!

・・2/21に日銀が金利引き上げ決定!・・

【基本編】
・・住宅ローン選びの3つのポイント・

・・住宅ローン減税って?!・・

・・銀行ローンは金利上昇リスクを考えて選ぶ!・・
   1:金利の低い住宅ローンは内容をよく確かめて選ぶ!

・低金利の住宅ローンは、同じ返済額でより多く借りられるなどのメリットがあります。しかし、金利優遇商品の中には、当初の優遇期間が終わると店頭金利が上がるタイプもあるので注意が必要です。(表2)

 又、マンションのモデルルームで勧められる住宅ローンのほかにも、複数の銀行ローン情報を集め、金利や手数料・サービス内容を比較して選ぶことも大切です。


 2:銀行ローンの固定期間は何年を選べばいい?

・銀行ローンの固定期間選択型は、期間が短いものほど金利が低い。しかし、固定期間終了後はその時点の金利が適用されるので、返済額が短期間で変わるなど不安定な面もあります。(表2)

・一方、期間が長いものは、当初の金利は高めですが、金利上昇時には10年固定から3年固定などの短期の固定金利に切替てリスクを抑えることもできます。
(詳しくは、最寄の金融機関でお確かめ下さい)

【ポイント】
・金利は長い目で見れば、上がるときもあれば下がるときもあります。固定期間選択型は期間終了後の家計を考えて選ぶことが大切です。

・将来年収が上がるなど、返済額が上がっても家計を圧迫しないなら、短期間固定を選んでもいいと思います。


【表1】
毎月、約12万円返済する場合の借入可能額 (35年返済の場合)
ローンの種類 3年固定 10年固定 フラット35
金利 1.6% 2.25% 3.09%
借入可能額(最大) 3850万円 3500万円 3100万円
毎月返済額(返済当初) 11万9775円 12万482円 12万866円


【表2】金利が上がったら、毎月返済額は・・                    
店頭金利が 3年後 10年後 いつでも
3年固定 10年固定 フラット35
変わらない 13万6205円
(2.50%の場合
13万6080円
(3.35%の場合)
12万866円
(3.09%)
1%UP 15万5877円
(3.5%)
15万1208円
(4.35%)
2%UP 17万6954円
(4.5%)
16万7178円
(5.35%)
【注意】住宅ローンの多くは、引渡し後の金利が適用されます。
詳しくは最寄の金融機関で)

・公庫融資の特徴のひとつは、「融資申込み時」の金利が適用されること。一方、フラット35やほとんどの銀行ローンは「融資実行時(物件引渡し時)の金利が適用されます。公庫融資廃止で大きく変わるのはこの点です。今後引き渡しまでの期間が長い物件を購入する場合は、その金利が上がる可能性も考えて借りましょう!

■財形貯蓄の特徴

金利タイプ 5年固定
借入条件 勤務先で財形貯蓄を1年以上続け、貯蓄残高が50万円以上あれば利用できます。
勤務先に融資制度がない場合は公庫(4月からは住宅金融支援機構)に申し込む方法もあります。*各金融機関でお確かめ下さい。
融資額 貯蓄残高の10倍までで最高4000万円
物件価格の8割が限度だが、フラット35と併せて借りる場合は価格の100%までOKです。
(お近くの金融機関でお確かめ下さい)

■フラット35選ぶ時の注意事項


・フラット35を選ぶ場合、住宅完成後にお金が振り込まれる場合があります。建設会社さんでは、基本的に3〜4回程度の支払いが必要です。
(1回目:頭金・2回目:建て方完了時・3回目:仕上げ完成時 4回目:家が完成時など)

是非、その事を頭に入れて金融機関・住宅会社さん確認・打合せした方が、トラブル予防になります。

【注意ポイント】

 
・金利優遇幅の大きな商品は、固定期間後の金利上昇に注意しましょう!
*ご参考ですので、詳しくは最寄の金融機関でお確かめ下さい。
 

・・低金利の銀行ローンを選び、返済期間を短くする!・・
   1:返済期間が1年でも短い方がトクをします!

・返済期間を短くすると毎月の返済額は増えますが、金利負担が減って総返済額は少なくなります。
返済期間は一年単位で設定できるので、返済額の負担が重くならない程度に短縮しましょう。(表3)

・低金利のローンを選べば、同じ返済額で返済期間を短くできます。(表4)
注意・・金利が上がっても大丈夫な人向けです!

【参考】
ボーナス時期に返済を増やせるようなら、その分返済期間を短くするのも方法の一つです。
表3の35年ケースで、ボーナス時に約5万円返済額を増やすと、約31年に短縮できます。


 2:返済途中で返済期間を短くする方法もあります!

・最初から返済期間を短くするのが厳しい場合は、返済の途中で期間を短縮することもできます。
・家を購入した後、ローン返済をしながら貯蓄に励み、まとまった金額を繰り上げ返済にする方法もあります。
・フラット35など、返済途中で毎月返済額をUPして、返済期間を短くできるローンもあります。

【ポイント】
・出来るだけ、返済期間は短いほうが総支払い金額もお安くなります。ただ、自分達のライフスタイルを変えてまで、毎月の返済額を高めにするのも考えモノなのです。

最初は、返済期間を30年程度として将来に、まとまった金額を支払うできるよう計画も有効な一つだと思います。

・現在は、住宅ローン控除もあります。住宅ローンの残高に応じて、所得税から控除金額が戻ってきます。


【表3】
返済期間を短くすると、どのくらいトクをするの?
(フラット35、3.09%を3000万円借りた場合)
返済期間 毎月返済額 総返済額 35年と比べて
35年 11万6967円 約4910万円
34年 11万8882円 約4850万円 約60万円トク
30年 12万7942円 約4610万円 約300万円トク


【表4】同じ返済額で、返済期間を短く出来る低金利ローン(3000万円借りる場合で比較)
ローンの種類 フラット35 3年固定
金利 3.09% 1.60%
返済期間 35年 27年
毎月返済額 11万6967円 11万4090円
3年後の残高 約2850万円 約2730万円 約120万円減
*当初3年間は1.6%で4年以降は約
【注意】

・今後金利の上昇することとで、建材の材料費も上がっていきます。
・今後、住宅にも保険加入義務の予定です。(2009年度)
・分譲マンションの場合は、毎月修繕積立金もあります。その分家計に負担がかかります。
・新築住宅も修繕の費用も考えての住宅ローンも組むこともお忘れなく。
(住宅の場合、約10〜15年後に屋根修繕・外壁修繕などを行う場合が多いです。)
*特に洋風な家や外壁にこだわった家などの場合が多いです。


3 ・・頭金が少しでも多い方がトク!・・
   1:頭金が2割なくても家は買える!

・一般的に「頭金の物件価格の2割」と言われています。これは、公庫やフラット35の融資限度額が価格の8割までだった事に関係しています。

・4月からは、フラット35が価格9割まで借入可能になります。又銀行ローンは、返済能力があれば価格の9〜10割借りられます。)

 2:
親からの援助も検討してみよう!

・頭金を増やして借入額が減れば、金利負担が減ってトクなことは確か(表5)。
・ローン契約までに貯蓄して、少しでも頭金を増やしておこう。

・親に援助を頼むのも方法のひとつです。住宅資金贈与の場合、条件が満たせば3500万円まで、贈与税がかからない特例が利用できます。

【ポイント】
・有利な住宅ローンも、やはり現金(頭金)には勝てません!

【表5】
頭金を100万円増やすと”約60万円トク”になる!
3400万円の物件を買う場合。フラット35で、3.09%を35年返済での借入)
頭金 400万円 450万円 500万円
借入額 3000万円 2950万円 2900万円
毎月返済額 11万6967円 11万5017円 11万3068円
総支払額(頭金含む。) 約5310万円 約5280万円 約5250万円
約5310万円ー約5250万円=約60万円

【表6】返済期間を減らすと・・もっとトク!
頭金 450万円の場合 500万円の場合
返済期間 34年 33年
毎月返済額 11万6901円 11万6894円
総支払額(頭金含む。) 約5220万円 約5130万円
*1 約90万円トク 約180万円トク
 *1 :400万円の頭金で3000万円を35年で借りた場合と比較しての金額

【注意】

・金利の変動によって、返済額は変わります。
・最寄の金融機関でお確かめ下さい。


・これから先取りする住宅ローンの組み方アドバイス
・どこが違う?フラット35VS銀行ローン・・など